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世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書) Kindle版

4.5 5つ星のうち4.5 3,323個の評価

これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない――「直感」と「感性」の時代――組織開発・リーダー育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考!
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商品の説明

出版社からのコメント

◎もはや論理的思考・MBAでは戦えない……
◎「直感」と「感性」の時代
◎組織開発・リーダー育成を専門とする
コーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、
複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考

【本文より】
グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、
あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに
参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。
彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。
なぜなら、これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、
いわば「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な
世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、
ということをよくわかっているからです。
では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか?

【小見出し抜粋】
名門美術学校の意外な上顧客/「論理」と「理性」では勝てない時代に/
「直感」はいいが「非論理的」はダメ/哲学を鍛えられていた欧州エリート/
クックパッド紛争は「アート」と「サイエンス」の戦いだった/
アカウンタビリティは「無責任の無限連鎖」/
千利休は最初のチーフクリエイティブオフィサー/
経営者はなぜデザイナーに相談するのか?/エキスパートは「美意識」に頼る/
全てのビジネスはファッションビジネス化する/
なぜマッキンゼーはデザイン会社を買収したのか?/
システムの変化にルールが追いつかない世界/
エリートを犯罪から守るための「美意識」/マインドフルネスと美意識/
「偏差値は高いが美意識は低い」という人たち

【著者紹介】
山口周(やまぐちしゅう) 1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、
同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、
ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・
人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。
現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、
組織開発、人材/リーダーシップ育成。
著書に『グーグルに勝つ広告モデル――マスメディアは必要か』
(岡本一郎名義)『天職は寝て待て――新しい転職・就活・キャリア論』
『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』
『外資系コンサルの知的生産術――プロだけが知る「99の心得」』
(以上、光文社新書)、
『外資系コンサルのスライド作成術――図解表現23のテクニック』
(東洋経済新報社)など。神奈川県葉山町に在住。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B073S1RJX2
  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2017/7/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/7/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 3123 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 228ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 3,323個の評価

著者について

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山口 周
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グローバル企業が幹部候補を美術系大学院に送り込む理由とは
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グローバル企業が幹部候補を美術系大学院に送り込む理由とは
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?――経営における「アート」と「サイエンス」』(山口周著、光文社新書)は、名だたるグローバル企業が、各社の将来を担うであろうと期待されている幹部候補を世界的に高名な美術系大学院におけるエグゼクティブ・トレーニングに送り込んでいるという実態から、記述を始めています。「『仕事が忙しくって美術館なんかに行っている暇なんかないよ』と嘯く日本のビジネスパーソンからすれば、グローバル企業の幹部候補生が大挙して美術系大学院でトレーニングを受け手いるという風景は奇異に思われるかもしれません。しかし、こういった傾向はすでに10年ほど前から顕在化しつつありました」。「こういったトレンドを大きく括れば『グローバル企業の幹部候補、つまり世界で最も難易度の高い問題の解決を担うことを期待されている人々は、これまでの論理的・理性的スキルに加えて、直感的・感性的スキルの獲得を期待され、またその期待に応えるように、各地の先鋭的教育機関もプログラムの内容を進化させている』ということになります」。「彼らは極めて功利的な目的のために『美意識』を鍛えている。なぜなら、これまでのような『分析』『論理』『理性』に軸足をおいた経営、いわば『サイエンス重視の意思決定』では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、ということをよくわかっているからです」。では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか。著者は、その回答を3つにまとめています。①論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈しつつある。②世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かいつつある。③システムの変化にルールの制定が追いつかない状況が発生している。「ビジネスパーソンであれば自分が関わるプロジェクトを、アーティストとしての自分の作品だと考えてみる。あるいは経営者であれば自分の会社を、アーティストとしての自分の作品だと考えてみる。そのような態度で仕事に接するとき、私たちは全員が社会彫刻に集合的に参画するアーティストということになり、であればアーティストとして相応しいだけの美意識を身につける必要があるということになります」。説得力のある具体例が示されています。「アップルの中核的な強みはイノベーションなのでしょうか? いや、私はそうは思いません。このように指摘する理由は実にシンプルで、アップルがイノベーションによって生み出した製品の数々は、あっという間にコピーされてしまったからです。もしアップルの強みがイノベーションにあるのだとすれば、コピーされた後にも競争力を維持し続けている理由を説明できません。じゃあ、なんなのか? ということになるわけですが、私は、アップルという会社の持つ本質的な強みは、ブランドに付随するストーリーと世界観にあると考えています。だからこそ、機能も外観も似たり寄ったりの製品が世に溢れるようになった現在にあってもなお、その競争力を失っていない。なぜなら、外観もテクノロジーも簡単にコピーすることが可能ですが、世界観とストーリーは決してコピーすることができないからです」。「マツダはこれまでの自動車開発における基本的なデザイン文法から乖離し、極めて挑戦的な『日本的美意識の盛り込み』という目標を掲げています。このような大胆で、言ってみれば独善的な高みを目指すために、マツダでは顧客の声を直接的にデザインに反映させることはしない、と前田氏は言います。マツダが狙っているのは『顧客に好まれるデザイン』ではなく、『顧客を魅了するデザイン』だと言ってもいいでしょう。こう言えば柔らかく響くかもしれませんが、要するに『上から目線』だということです。ここには、MBAで習うような従来型のマーケティングにおいて重視される、顧客のニーズや好みを探り、それにおもねっていくという、卑屈な思考は放棄されています。これはまた、昨今様々な企業で検討・実践されているデザイン思考のアプローチの真逆とも言える取り組みです。・・・両者は目指すゴールが異なっているんですね。デザイン思考が目指すのは基本的に『問題の解決』です。・・・従って、ゴールは『問題が解決されること』であって、そこに感動があるかどうかは問われない。しかし、マツダが目指しているゴールは異なります。彼らがこのユニークなアプローチの末に追求しているゴールは『感動の提供』だということです」。「『アート』と『サイエンス』が、個人の中で両立する場合、その個人の知的パフォーマンスもまた向上する、という驚くべき研究成果について紹介してみたいと思います。・・・この研究結果は、私たちが一般に考えるほど、『サイエンス』と『アート』というものは対照的な営みではなく、個人の中にあっても両者は相互に影響を与え合い、高い水準の知的活動を可能にしているのかもしれないという示唆を与えます。・・・ここでまず共有しておきたいのは、芸術的な素養としての『美意識』を鍛えられている人は、科学的な領域でも高い知的パフォーマンスを上げているということです」。「『偏差値は高いけど美意識は低い』という人に共通しているのが、『文學を読んでいない』という点であることは見過ごしてはいけない何かを示唆しているように思います。古代ギリシアの時代以来、人間にとって、何が『真・善・美』なのか、ということを純粋に追求してきたのは、宗教および近世までの哲学でした。そして、文学というのは同じ問いを物語の体裁をとって考察してきたと考えることができます」。一読の価値ある一冊です。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エリートがなぜ美意識を鍛えるのか。

世界のエリートが求める美意識とは何で、どのように鍛えているのか。

その答えが本書に載っています。

個人的に本書により、大局的に見ること、疑うこと、方向性を定めるとはどういうことかなどを改めて考えることができました。

わかりやすい文章ながら、かなり学びを得られる一冊だと思います。

以下、個人的に特に印象深かった項目を少し紹介します。

1 「真偽がはっきりしない」は「命題は偽である」を意味しない

昨今の世界情勢はVUCA(不安定、不確実、複雑、曖昧)である。

ここで、イタズラに論理的、理性的であろうとするのは意思決定の膠着となる。

対して感覚的に答えを導くことは「イイと思ったから」としか言えないが、それが美意識を鍛えたからこそ達したのであれば、それは「非論理的」ではなく「超論理的」であると言う。

もちろん具体性やデータで説明可能な理性の方が感情よりも説得力が強く、「論理的ではない」「根拠が定かではない」と反論されるが、そもそもVUCAなのだから行き詰まった議論に発展はない。

美意識で浮かんだアイデアを理性で洗練させ、最後は美意識に基づき「えいや!」で決める。

2 世界的に広がる自己実現欲求

マズローの5段階欲求で、最上位にあるのは「自己実現欲求」であるが、昔まで一握りの人間しかできなかったこの追求が現在全世界で活発化している。

商品において「機能」や「性能」以上に「デザイン性」が重要視されるところからも見て取れる。

これからのビジネスは、効率性や生産性、機能性、価格競争力などよりも「人の承認欲求・自己実現欲求を満たす」ことが重要になり、これこそ論理ではない感情が求められるところである。

数値のみの言語しか持たなければ、差異の消失、アイデアのコモディティ化となる。

3 Don’t be evil.

実定法主義:「法律には反していない」、「悪法もまた法である」という態度。
自然法主義:法律そのものの是非を問う態度。自らの善悪好悪に基づいて判断。

組織にいることで自ら思考・判断することなく指示に従い、なんら抵抗なく反道徳的な行為を平然と行なってしまうということが、いかなる組織(家族、会社、軍、国等々)でもあり得る。

自らの美意識を醸成する努力を放棄してしまえば、考えることをしない組織の傀儡となる。

ただ勉強ができるだけで評価されるエリートは、社会の理不尽・不条理にも打ち負かされないよう、特に注意が必要なところである。

自らの美意識を持つことは、短期的には自らを犠牲にし、禁欲的になることを求められるのでマイナスに思われるが、人生の長期的な目線で見ればそれは一本筋の通った大変効率の良いものとなる。

理性的な判断を鍛えることと、自らの喜怒哀楽を豊かにする経験の「清濁併せ呑む」ことが大事。

また、頭は右脳(感情)で判断し左脳(理性)で説明するので、「感情を排して理性的になれ」というのは土台無理な話であり、善悪好悪の判断には積極的に感性を磨き判断に取り入れるべき。

4 大局観(上から目線)

分析の結果、センスの悪い地域ではセンスの悪いものが流行り、良い地域では良いものが流行る。

そして悪い地域に良いものが入れば侵食されるが、その逆は起こらない。

だから、創造する人は客の好みを聞き入れる「媚びる」態度ではなく、客の声は「一応の参考にする」程度にし、むしろ魅了させるような「上から目線」でいること。

ここに、美意識を鍛える本質がある。

5 言語化せずに捉える訓練

例えば足元に小さな花を見つけた時に、「ああ、すみれか」と言語化した瞬間、既にすみれを見ていない。

しかしすみれは勿論一期一会、全てが異なるつくりをしている。

言葉で解釈することを放棄し、ただ見えるまま、聞こえるまま、感じられるままに捉えることで目の前の対象それだけを愛でることができる。

6 美意識の鍛え方

哲学:哲学の歴史とは即ち疑いの歴史である。考えに至ったそのプロセスを学ぶ。
詩:つらつらと長い文章よりも、簡素化した方が伝わるニュアンスがある。語彙力を高める。
文学:各々の世界観において、誰に同情し、何を憎むのか。自らの感情を見つめる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年5月11日に日本でレビュー済み
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結論を強調する構成で具体例が多かったので読みやすかった。

理屈抜きに美しいと思えるものにも無意識な理由があるらしい。自分が美しいと直感で感じるものに出会うたびにこれを思い出しそう。マネジメントはコミュニケーションというのにも納得。いかに美しい理論で魅了するかがカリスマ性なんだろうなぁ。

仕事での立場が変わったらまた読み直したい。
2023年12月29日に日本でレビュー済み
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非常に面白く読めました!
オモロー!
読みやすく、かつ、今までの考え方を変革してくれる内容でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年11月28日に日本でレビュー済み
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政治、経済、教育、医療、全ての分野のリーダーはでこの本に書かれている美意識を考える必要があると思う。特に日本の政治家。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月14日に日本でレビュー済み
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物事の1つの、そして重要な判断基準が「美意識」。必ずしも言語化し切れない自分なりの軸、主観的な内部のモノサシが大事とのこと。

同じ組織に属し続けている自分には気付かずに主観的な内部のモノサシではなく、組織が求める客観的な外部のモノサシに頼って判断しているケースが有るのだろうな。

昨今、多くのグローバル企業などで実施されているというVTS(Visual Thinking Strategy)を意識して鑑賞力向上を意識し、哲学からその哲学者の思考のプロセスや世界や社会への姿勢(モード)も身に付けてみたい。
2024年2月8日に日本でレビュー済み
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何事も見方次第で、意識は変えられると教えられた感じです。
心に受け止めて人生を送っていこうと思いました。
2024年5月2日に日本でレビュー済み
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全ての働く人にお勧めしたい。
美意識という、明文化しづらい指軸に対して、筆者の経験や偉人の言葉を用いて、必要性を論じている。面白い考え方だと思った。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月11日に日本でレビュー済み
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美意識という言葉から、絵画のようなアートを一番に思い浮かべます。単純に美術館に行ってアートに触れなければと思っていました。それも大切なことだと思いますが、この本で山口周さんの考える美意識というものがどのように仕事での様々な意思決定や活動に関係してくるかということを意識する切っ掛けとなり、これからアートの鑑賞の仕方を変わるような気がします。
「見る力」と「パターン認識」の説明も、腑に落ちました。確かに小さな子供のシンプルなものの味方に驚かされることがあります。
色々な気づきを与えてくれる良書だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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