筒井康隆氏の小説は幾つか、読んだことがあり、その語り口の軽妙洒脱なところには感心したものである。
筒井氏は85歳、私と同い年である。(上皇后美智子さんも同い年です)
よく新聞の書籍広告欄に「50歳からの生き方」とか「60歳からのなんとか」とか老人を気取った啓発本を見かけるがちゃんちゃらおかしい。
著者が85歳ならば、私のような老人にもなにか参考になることが書いてあるかと思ったが、当てが外れた。
著者が60代、70代の時に書いた著書の中の老人の生き方を紹介している、いわば自著の宣伝本である。
それなら、その著書を読めばよいわけで、著者が自身の著書のPRのために書いた本書は宣伝くさくて読んでいて嫌になる。
もし、あなたがまだ60代、70代なら本書を読んでも老後の生活の参考にはあまり役立たないでしょう。
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老人の美学 (新潮新書) 新書 – 2019/10/16
筒井 康隆
(著)
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購入オプションとあわせ買い
年寄嗤うな、明日の自分。
最初で最後、最強の人生論!
青年、中年からやがて老年へ。人生百年時代にあって
も、「老い」は誰にとっても最初にして最後の道行き
なのだ。自分の居場所を見定めながら、社会の中でど
う自らを律すればいいのか。周囲との付き合い方から、
孤独との向き合い方、いつか訪れる最期を意識しての
心の構えまで――85歳を迎えた巨匠・筒井康隆が書き
下ろす、斬新にして痛快、リアルな知恵にあふれた最
強の老年論!
目次
一人生の時代区分と老人年齢の設定
二「敵」の主人公・渡辺儀助の美学
三グランパ・五代謙三の生き方と死
四老人が昔の知人と話したがる理由
五孤独に耐えることは老人の美学か
六ちょいワル老人はなぜか魅力的だ
七ご隠居の知恵「愛のひだりがわ」
八美しい老後は伴侶との融和にあり
九老人が老人であることは悪なのか
十「老人は汚い」と言われない為に
十一安楽死など老人の死にかたの問題
十二老人が死を美的に迎え入れる方法
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/10/16
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-104106108356
- ISBN-13978-4106108358
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商品の説明
著者について
1934年大阪市生まれ。作家、俳優。同志社大学
文学部美学芸術学専攻。『虚人たち』(泉鏡花
文学賞)。『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)
『ヨッパ谷への降下』(川端康成文学賞)。『朝
のガスパール』(日本SF大賞)、『わたしのグ
ランパ』(読売文学賞)など著作多数。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2019/10/16)
- 発売日 : 2019/10/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 160ページ
- ISBN-10 : 4106108356
- ISBN-13 : 978-4106108358
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 178,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 443位新潮新書
- - 481位ロシア・東欧文学研究
- - 2,891位日本文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月28日に日本でレビュー済み
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2019年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筒井康隆さんが、自著、「敵」「わたしのグランパ」「銀齢の果て」「愛のひだりがわ」などを引用し、
老人・・すなわち筒井さん・・の生き方、自分の居場所の見つけ方、周囲との付き合い方、
そして、死、等の人生観を述べたものです。
しかし、人生「忠臣蔵」説は興味深いですね!小さい頃は時の経過が遅く、
年を経るに就ててこれは早くなっていきますから、ことらのほうが実感としては近いですね!
老人はそれでなくても敬遠されます。その上汚かったらなおさらです。
では美しくなるためには、恋愛感情を持つことなのだそうです。
そして歳をとって来ると感じるのは孤独と死!私も死を身近に感じる歳になってきました。
さて筒井さんのように平均寿命を考えて、あと何年も生きられると考え、明るく生きることにしますか!
老人・・すなわち筒井さん・・の生き方、自分の居場所の見つけ方、周囲との付き合い方、
そして、死、等の人生観を述べたものです。
しかし、人生「忠臣蔵」説は興味深いですね!小さい頃は時の経過が遅く、
年を経るに就ててこれは早くなっていきますから、ことらのほうが実感としては近いですね!
老人はそれでなくても敬遠されます。その上汚かったらなおさらです。
では美しくなるためには、恋愛感情を持つことなのだそうです。
そして歳をとって来ると感じるのは孤独と死!私も死を身近に感じる歳になってきました。
さて筒井さんのように平均寿命を考えて、あと何年も生きられると考え、明るく生きることにしますか!
2020年4月3日に日本でレビュー済み
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中学生の頃より約50年。私も老人の仲間入りですが、
新刊が出れば必ず購読しているツツイストです。
とにかく、先生の新刊の著作を読めることが幸せなのです。
新刊が出れば必ず購読しているツツイストです。
とにかく、先生の新刊の著作を読めることが幸せなのです。
2019年12月24日に日本でレビュー済み
筒井ファンとしては、正直なところがっかりであった。
普遍的な老人美学を筒井らしい視点から展開してくれるのかと思ったら、そうではない。筒井氏自身が自分で良いと思う老人の姿を書き流しているだけであって、あまり同調できない部分も多かった。ごくごく個人的な美学を述べているだけの本であり、タイトルは「おれの美学」とすべきであった。正直なところ、東京出張はいつも奥方と一緒で、食事もレストランで共にするとか、白髪の眉は年寄り臭いから眉墨を入れるとか、そんなどーでもいい筒井氏ご自身の美学に関しては、まったく惹かれるものがない。
わたしは筒井氏の文体がとても好きで文章のお手本にしているのだが、文中に「的を得た」との表現が出てきて驚いた。これは単に校正時の見落としによるものなのか、それとも筒井氏自身が「これは誤用ではあるがすでに市民権を得ている日本語だ」との判断から使ったのか、どっちなんだろう。
いつもの筒井節を期待している向きは、買うのをやめたほうがいい。この本は、ピークをとうに過ぎた小説家が出版社から頼まれて小遣い稼ぎに書いた雑文でしかない。800円弱の新潮新書のなかでも、とりわけ中身が薄っぺらな、読みごたえのない一冊である。もしかしたら、文体にいつもの冴えがないから、口述筆記させただけなんじゃないかと私は疑っているのだが…。
嗚呼、正直、読まなければよかった。
普遍的な老人美学を筒井らしい視点から展開してくれるのかと思ったら、そうではない。筒井氏自身が自分で良いと思う老人の姿を書き流しているだけであって、あまり同調できない部分も多かった。ごくごく個人的な美学を述べているだけの本であり、タイトルは「おれの美学」とすべきであった。正直なところ、東京出張はいつも奥方と一緒で、食事もレストランで共にするとか、白髪の眉は年寄り臭いから眉墨を入れるとか、そんなどーでもいい筒井氏ご自身の美学に関しては、まったく惹かれるものがない。
わたしは筒井氏の文体がとても好きで文章のお手本にしているのだが、文中に「的を得た」との表現が出てきて驚いた。これは単に校正時の見落としによるものなのか、それとも筒井氏自身が「これは誤用ではあるがすでに市民権を得ている日本語だ」との判断から使ったのか、どっちなんだろう。
いつもの筒井節を期待している向きは、買うのをやめたほうがいい。この本は、ピークをとうに過ぎた小説家が出版社から頼まれて小遣い稼ぎに書いた雑文でしかない。800円弱の新潮新書のなかでも、とりわけ中身が薄っぺらな、読みごたえのない一冊である。もしかしたら、文体にいつもの冴えがないから、口述筆記させただけなんじゃないかと私は疑っているのだが…。
嗚呼、正直、読まなければよかった。
2020年1月11日に日本でレビュー済み
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私は筒井康隆ファンであるが、作品を3評価するのは初めて。気軽に楽しく読めたのだが、タイトルが示ような本格的人生論でなく、自作を多く引用しながら、それっぽい内容について述べた雑文集に過ぎないように思った。
1番印象に残ったのは氏の愛妻家ぶり。奥さんによく似た芸能人を投影し、大ファンになったつもりで、終生愛情を保ち続ける、何てなかなか出来ることではない。又いつも行動を共にしているので他人に驚かれたそうだが、実は私も障害があるためいつも妻と一緒に行動している。何だ俺も愛妻家だったのか。
1番印象に残ったのは氏の愛妻家ぶり。奥さんによく似た芸能人を投影し、大ファンになったつもりで、終生愛情を保ち続ける、何てなかなか出来ることではない。又いつも行動を共にしているので他人に驚かれたそうだが、実は私も障害があるためいつも妻と一緒に行動している。何だ俺も愛妻家だったのか。
2020年4月12日に日本でレビュー済み
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当たり前のことが書いてあるだけで中身のない内容だった
2019年10月28日に日本でレビュー済み
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この本は約150ページほどの新書サイズなので、比較的早く読めると思います。また、私は「老人の美学」と
いうタイトルに惹かれて購入しましたが、この本は半分くらいが著者の作品の「敵」「私のグランパ」「愛の
ひだりがわ」等を引用しての話なので、著者の本に馴染みのない人にとっては、少々とっつきにくい印象をも
ちました。
<読書メモ>
◯昔の知人に会おうとしない方が良い。
◯若い頃真面目だった人はちょいワル老人にはなれない。
◯老人は身ぎれいにしていなければならない。姿勢に気をつけよ。
◯老いてなお、恋愛感情を忘れないこと。
◯老人は孤独に耐えねばならないが、伴侶がいれば耐えられる。
◯長生きして良いことは、病気でなく老衰で死ねる可能性が高まること。
この本の中で最も共感できたのが、美しい老後は伴侶との融和にありという章です。著者は奥さんと今でも
仲がよく、移動はいつも一緒だそうです。今の時代、結婚しないのも選択のひとつになりますが、仲の良い
伴侶がいる老後は確かに孤独ではなく、実りが多いように思います。
はじめに書いたように、この本はややとっつきにくい感じがありますが、85歳にしてなおダンディズムを保
ち、汚い老人になっていない著者は見習うべき存在だと思います。著者の本に馴染みのある人にとっては良
い本だと思います。老人の美学というタイトルも適切だと思いました。
いうタイトルに惹かれて購入しましたが、この本は半分くらいが著者の作品の「敵」「私のグランパ」「愛の
ひだりがわ」等を引用しての話なので、著者の本に馴染みのない人にとっては、少々とっつきにくい印象をも
ちました。
<読書メモ>
◯昔の知人に会おうとしない方が良い。
◯若い頃真面目だった人はちょいワル老人にはなれない。
◯老人は身ぎれいにしていなければならない。姿勢に気をつけよ。
◯老いてなお、恋愛感情を忘れないこと。
◯老人は孤独に耐えねばならないが、伴侶がいれば耐えられる。
◯長生きして良いことは、病気でなく老衰で死ねる可能性が高まること。
この本の中で最も共感できたのが、美しい老後は伴侶との融和にありという章です。著者は奥さんと今でも
仲がよく、移動はいつも一緒だそうです。今の時代、結婚しないのも選択のひとつになりますが、仲の良い
伴侶がいる老後は確かに孤独ではなく、実りが多いように思います。
はじめに書いたように、この本はややとっつきにくい感じがありますが、85歳にしてなおダンディズムを保
ち、汚い老人になっていない著者は見習うべき存在だと思います。著者の本に馴染みのある人にとっては良
い本だと思います。老人の美学というタイトルも適切だと思いました。
2020年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
健康面、経済面で大きな心配のないご老人の、気楽な雑談って感じです。
目からうろこ的なアドバイスはありません。期待してはいけません。
「老人になると、死を身近なものとして意識し、体調も悪いしで仏頂面になる」とありましたが、顔筋肉が衰えて表情が乏しくなるのが、不機嫌な顔に見えるってことがありますね。
世間の楽しいことを大体経験してしまうと、老人が新たな楽しみを見つけるのが段々難しくなってくる。そういうことでしょう。「もうよか」と自発的な早死にを選択できる制度があれば、と考えてしまいました。
目からうろこ的なアドバイスはありません。期待してはいけません。
「老人になると、死を身近なものとして意識し、体調も悪いしで仏頂面になる」とありましたが、顔筋肉が衰えて表情が乏しくなるのが、不機嫌な顔に見えるってことがありますね。
世間の楽しいことを大体経験してしまうと、老人が新たな楽しみを見つけるのが段々難しくなってくる。そういうことでしょう。「もうよか」と自発的な早死にを選択できる制度があれば、と考えてしまいました。