投資信託をもちいた資産形成の一例です。
毎月積み立て、長期保有により50代でアーリーリタイアもかなえてしまった筆者。
今となっては、ちまたにあふれる情報ではありますが、
ていねいに積立投資の必要性とやり方を順を追って丁寧に書いています。
本書の特徴として
アーリーリタイアに至った経緯（退職勧奨）とその時にチェックした老後までの算段がリアルな体験記としてつづられています。
投資信託のやり方、積立を続けると必ず起こる暴落の対処方法、
出口戦略などはどの本にも記述があります。
しかし、著者本人も書いていますが、退職勧奨、実母の介護などが、
あるタイミングで重なったことで図らずもアーリーリタイアに結びついたとのこと。
50代になると年金の受給額もより明確にわかるし、
家のローンや子供の教育費も計算すると知らない間に経済的自立ができていたと
気づくあたりは物語性もあるし、話題のFIREをあざ笑うかのようで必死さがなくていい。
大勢の人にとって本業あってこその投資であり、
仕事や人生にもっとフォーカスするためのいざというときのサポートの役割でいいのかも。
余談：
なぜか、表紙のキャラクターが女性なのでてっきり著者本人も女性かとおもいきや
妻と2人の子供、実母を支えるお父さんでした。
ブログの仙人のキャラではアイキャッチに問題あったのだろうか？
ファンはなじみがあるし、変なキャラではないのだけど。
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