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英語リーディング教本: 基本からわかる 単行本 – 2000/4/25
薬袋 善郎
(著)
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購入オプションとあわせ買い
予備校の超人気講師として、衛星放送のTOEIC講師として長年培った方法論をおしみなく公開。英語が苦手な人でも着実にステップアップできる珠玉の1冊です。
TOEIC、TOEFL、大学入試、英検など、リーディング力を試される試験の準備をしたい人、英字新聞や英語雑誌を読めるようになりたい人にとくにうってつけ。本格派のリーディング演習書です。
※なお、本書は駿台文庫より出版されている『英語構文のオリエンテーション』を再構成した、同書の実質的な改訂版です。
目次
<品詞と働き>
前置詞/等位接続詞(その1)/名詞+名詞/助動詞/名詞の働き/疑問形容詞/等位接続詞(その2)/可算名詞と不可算名詞/仮主語、仮目的語の it/副詞的目的格/同格/誘導副詞の there /品詞と働き(その1)/名詞の基本的働き/可算名詞は裸では使えない/品詞と働き(その2)
<活用と動詞型>
活用/活用と述語動詞・準動詞の関係/原形と現在形の識別/仮定法現在/動詞型(その1)/ S1とS3O /イコールの関係/ S2C / S4OO / S5OC /受身の動詞型/受身の動詞の活用/beの5つの可能性/進行形/been p.p. と being p.p. /動詞型(その2)/活用と述語動詞・準動詞の関係を聞く問題[I]/活用と述語動詞・準動詞の関係を聞く問題[II]
<準動詞>
述語動詞と準動詞/過去分詞の4つの可能性(その1)/ing 形の4つの可能性/前置詞+動名詞/不定詞の4つの可能性/過去分詞の4つの可能性(その2)/裸の過去分詞/自動詞の裸の過去分詞/他動詞の裸の過去分詞/意味上の主語/前から名詞を修飾する分詞/原形不定詞/完了準動詞/have +O+ p.p. /言い換えの分詞構文/S+be +-ing/being が省略された分詞構文/準動詞を識別する問題[I]/準動詞を識別する問題[II]
<従属節>
従属節/従属接続詞/従属接続詞 that の省略/間接疑問文/内外断絶の原則/関係代名詞/前置詞+関係代名詞/名詞+of+which・・・/形容詞節の訳し方/関係代名詞の省略/名詞+that+動詞/so~that S+V/関係代名詞+S+have +p.p. /関係代名詞のwhat/what 節の枠組み/if 節、whether 節の枠組み/such ~ that S+V/関係副詞/that +完全な文/whenever 節の枠組み/関係代名詞の what+S+be/形容詞のwhat/前置詞+that節/従属節を作る語の存在
<その他>
接点のつなぎ方/人称と数/格/所有格/3人称・単数・現在の s /完了/2つのVのルール/2つのS+Vのルール/2つのVのルール,2つのS+Vのルールの例外/数量・種類・様態+of~/索引を使った復習のやり方/本当の構文とは/英語構文の3つの難所/and を補う問題/熟練した人は構文を意識するか?/2語を補う問題
TOEIC、TOEFL、大学入試、英検など、リーディング力を試される試験の準備をしたい人、英字新聞や英語雑誌を読めるようになりたい人にとくにうってつけ。本格派のリーディング演習書です。
※なお、本書は駿台文庫より出版されている『英語構文のオリエンテーション』を再構成した、同書の実質的な改訂版です。
目次
<品詞と働き>
前置詞/等位接続詞(その1)/名詞+名詞/助動詞/名詞の働き/疑問形容詞/等位接続詞(その2)/可算名詞と不可算名詞/仮主語、仮目的語の it/副詞的目的格/同格/誘導副詞の there /品詞と働き(その1)/名詞の基本的働き/可算名詞は裸では使えない/品詞と働き(その2)
<活用と動詞型>
活用/活用と述語動詞・準動詞の関係/原形と現在形の識別/仮定法現在/動詞型(その1)/ S1とS3O /イコールの関係/ S2C / S4OO / S5OC /受身の動詞型/受身の動詞の活用/beの5つの可能性/進行形/been p.p. と being p.p. /動詞型(その2)/活用と述語動詞・準動詞の関係を聞く問題[I]/活用と述語動詞・準動詞の関係を聞く問題[II]
<準動詞>
述語動詞と準動詞/過去分詞の4つの可能性(その1)/ing 形の4つの可能性/前置詞+動名詞/不定詞の4つの可能性/過去分詞の4つの可能性(その2)/裸の過去分詞/自動詞の裸の過去分詞/他動詞の裸の過去分詞/意味上の主語/前から名詞を修飾する分詞/原形不定詞/完了準動詞/have +O+ p.p. /言い換えの分詞構文/S+be +-ing/being が省略された分詞構文/準動詞を識別する問題[I]/準動詞を識別する問題[II]
<従属節>
従属節/従属接続詞/従属接続詞 that の省略/間接疑問文/内外断絶の原則/関係代名詞/前置詞+関係代名詞/名詞+of+which・・・/形容詞節の訳し方/関係代名詞の省略/名詞+that+動詞/so~that S+V/関係代名詞+S+have +p.p. /関係代名詞のwhat/what 節の枠組み/if 節、whether 節の枠組み/such ~ that S+V/関係副詞/that +完全な文/whenever 節の枠組み/関係代名詞の what+S+be/形容詞のwhat/前置詞+that節/従属節を作る語の存在
<その他>
接点のつなぎ方/人称と数/格/所有格/3人称・単数・現在の s /完了/2つのVのルール/2つのS+Vのルール/2つのVのルール,2つのS+Vのルールの例外/数量・種類・様態+of~/索引を使った復習のやり方/本当の構文とは/英語構文の3つの難所/and を補う問題/熟練した人は構文を意識するか?/2語を補う問題
- ISBN-104327451371
- ISBN-13978-4327451370
- 出版社研究社
- 発売日2000/4/25
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 2 x 21 cm
- 本の長さ320ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
英語構文の判断枠組みの基本を網羅し、初めて見る英文の構造を誤りなく認識できる力を身につける方法を伝授する。TOEICやTOEFL、英検、大学入試に対応したリーディング演習書。
著者について
東京大学法学部卒。駿台予備学校などで実力派講師として活躍。英文を正確に読む方法として40年近く前からParsingを提唱。独学では取り組みにくいParsingを独自の工夫で誰にでもできるようにした。本格的な学習を志す中学生から社会人まで幅広く支持を集めている。著書多数。HPはhttp://minai-yoshiro.com/
【サポート体制およびサブ教材について】
・twitterの「薬袋善郎@Ger81opi46」で著者と読者の交流が盛んに行われています
・次のサブ教材が無料提供されています(http://minai-yoshiro.com/faq.htmlからダウンロード)
(1)本書の問題英文のデジタルデータ(白文として使用可)
(2)著者と高校生の1対1でのF.o.R.特訓の録音(F.o.R.特訓の疑似体験ができます)
(3) 黄リー教サポート情報ー項目別、ページ別
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・次のサブ教材が無料提供されています(http://minai-yoshiro.com/faq.htmlからダウンロード)
(1)本書の問題英文のデジタルデータ(白文として使用可)
(2)著者と高校生の1対1でのF.o.R.特訓の録音(F.o.R.特訓の疑似体験ができます)
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登録情報
- 出版社 : 研究社 (2000/4/25)
- 発売日 : 2000/4/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 320ページ
- ISBN-10 : 4327451371
- ISBN-13 : 978-4327451370
- 寸法 : 14.8 x 2 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,367位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26位ゲルマン諸語
- - 26位その他のドイツ語・ゲルマン諸語関連書籍
- - 30位英文読解
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
受験英語はもう遠い過去の話だが、大人になってから出会った英語の教科書。購入後10年近くたっているが、これほど繰り返し手読む価値のある本に出会ったことはない。この本に出会えたことに感謝するし、受験生時代に出会っていたら違う人生があったかもしれないと思わされるが、この本を他人に勧めて同じ感動が得られた人は未だいない。わが子たちにはこの本の価値を丁寧に伝えていきたい。
2023年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学受験用に買いましたが早めに買って、後ろの暗記するとよいページを何回も読み込もうと思います
2023年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
要するに英文法の基礎を徹底的に教える本です
「中学英語からやり直そう」本に似ているところがあります
ぜんぜん異なるのは、構成が複雑であることです
どうしてこういう構成にしたのか理解できません
とにかく「・・・を参照」がいっぱい出てきます
それだけでめげてしまいます
しかし私は愛読しております
もっとも著者の意思に反するやり方で愛読しています
よる眠れないときに適当な頁を開いてそこだけ読むのです
ああそうだったな、と納得できることばかりです
頭の構造が変わった著者が書いた本です
書店でちょっと目を通してから買いましょう
自分に合わないと思ったら買わないほうがいい
「中学英語からやり直そう」本に似ているところがあります
ぜんぜん異なるのは、構成が複雑であることです
どうしてこういう構成にしたのか理解できません
とにかく「・・・を参照」がいっぱい出てきます
それだけでめげてしまいます
しかし私は愛読しております
もっとも著者の意思に反するやり方で愛読しています
よる眠れないときに適当な頁を開いてそこだけ読むのです
ああそうだったな、と納得できることばかりです
頭の構造が変わった著者が書いた本です
書店でちょっと目を通してから買いましょう
自分に合わないと思ったら買わないほうがいい
2024年3月10日に日本でレビュー済み
間違いなく読解力(正確さとスピード)が上がる。マスターまでしなくてもこの考えを知るだけでそこそこ英文を読むのが楽になる。自分は非英語の勉強も楽になった。
ただ、前半の解説文が恐ろしく分かりづらい。正直、難解ではなく悪文である。記述が散漫で思いついたことをだらだら喋っているような印象。このせいで通読できない人が多いのは勿体無い。どうにかならなかったのか。
ただ、前半の解説文が恐ろしく分かりづらい。正直、難解ではなく悪文である。記述が散漫で思いついたことをだらだら喋っているような印象。このせいで通読できない人が多いのは勿体無い。どうにかならなかったのか。
2023年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい!長文読解スムーズに読めるようになります。長文は動詞をどう分解するか、が問題なんですね。
2023年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黃リー教よりも複雑な文も扱っているのでオススメです。
2022年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英語構文のルールをわかりやすく解説する本です。
また一生レベルで忘れないルールが学べます。
自動車教習所で習っているように、最初は難しく退屈に感じますが
いざ路上へ出るとこの教本のすごさを実感しますし、
「あれ?いままでフィーリングで読んでたんだが、どうやってたっけ?」
とも忘れてしまったりします。
ただ、説明が徹底的に言語で行われており、なんとなくだと挫折します。
まずは腹をきめ、巻末50個の公式を毎日ひたすらやります。朝昼晩寝る前。
これは10日もあれば形はつくれます。
それで本文読んでみてください。
楽しくてきっと何度も何度も読むことになります。
また一生レベルで忘れないルールが学べます。
自動車教習所で習っているように、最初は難しく退屈に感じますが
いざ路上へ出るとこの教本のすごさを実感しますし、
「あれ?いままでフィーリングで読んでたんだが、どうやってたっけ?」
とも忘れてしまったりします。
ただ、説明が徹底的に言語で行われており、なんとなくだと挫折します。
まずは腹をきめ、巻末50個の公式を毎日ひたすらやります。朝昼晩寝る前。
これは10日もあれば形はつくれます。
それで本文読んでみてください。
楽しくてきっと何度も何度も読むことになります。
2015年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずこの原型は2時間×6日の、12時間コースの「英語構文が把握できるようになる」ための授業が
ベースとなってできている本のようです。そのため、内容の構造がちょっと独特です。
著者独自の記号や表現がなされている部分も多くあり、それを取り込むのに少し時間がかかるかもしれません。
ちなみに、著者によるとこの本に書かれた内容のコアを把握できれば、短期間で英文解釈力が飛躍する効果が得られるそうです。
ただし過去の統計を取ると、その恩恵に浴することができたのは全体の20%だそうです。
別の20%の人はむしろ不信感をいだき、残りの60%は可もなく不可もなくで、まあまあな反応だったとか。
であるならば、じぶんがその「この本を読めば飛躍できる」20%の人間の中の一人になっているかどうかを確かめるために
一度この本を覗いてみるのもいいかもしれません。もしそうだった場合、その人はものすごくラッキーでしょうから。
まずは本屋か図書館でチェックして、自分が幸運な20%の一員になれそうだと思ったら本格的に学習するのもいいのかもしれません。
2015年01月13日(火曜日)追記。
この本を「いい本」とか「基礎の基礎からやってる本」とか奉ってる書評が多いですね、アマゾンでは。
そんな甘い言葉を信じて軽い気持ちでこの本をやったりはじめたら、えらい目に合いますよ。
まず間違いなくボロボロにされる。ヘタすると、殺されます。それほどとんでもない本です。
いや、確かに「いい本」なのは間違いないです。「基礎の基礎」も間違いじゃない。
しかし、その甘い誘い文句の書評から想像する内容からは想像もつかない絶望の書。
むずかしいったらありゃしない。もちろん難しいのは自分の無能のせいなんですけどね。
いいかえると、この本は、いかに自分がいままで英語の「基礎の基礎」をいい加減にしてきたのか、
フィーリング英語でなんとなく感覚で読み続けてきたのか、論理をおろそかにして英文を読んできたのかなどが、
ひしひしと身にしみて、情けないほど強く思い知らされる本です。
本の内容ですが、著者独自の記号や論理が駆使されています。
でも、それは英語の本質を伝えるための必要な措置。ただ、慣れるまではちょっと戸惑います。
あと、文法ルールについて、気持ちいいくらいに断言してくれるんで、逆に不安になったりもします。
あるいはそこまでこの事について言い切れるという著者の学識(洞察?)の深さに畏敬の念も抱いたりもします。
あと、表現されている同じ概念が、本の書いてある場所によってその書かれ方が微妙に違う。
そのため、言葉の定義については、自分でノートを取って整理していく必要があります。
また、一行一行、「実は何を言おうとしているのか」について慎重に読んでいく必要がある。
ただ、著者のために弁護しておくと、あちこちで微妙に概念の表記のされかたが違うというのはこれは「嘘も方便」の範疇でしょう。
最初はシンプルに、だんだん複雑に話を持って行って理解させようという親心によリ生じるものと感じました。
つぎに、本ですでに説明されていた「知識」については、「理解」しただけではダメ。
「体得」のレベルにまで昇華させておく必要があります。
例えば「活用」って出てきたら「いくつの活用があって、それはどういう活用だったのか」までスラスラ出てこないとダメってことです。
そういう対処をしておかないと、本のあとになると、説明の行間がどんどん広がってくるので、その説明についていけなくなる。
それから、この本の書かれていることを理解しようと思ったら、他の文法の書を盗み読みして
「ああ、あれはこのことを言ってるのか」と目処をつけたりする工夫も必要になるかもしれません。
他の本のほうがわかりやすくさらっと書いてあるから。簡便法で書いてますからね。でもそのために厳密ではなくなっている。
リー教の真骨頂は徹底した厳密さ。そのかわり、きめこまかすぎるため、全体像を俯瞰しようとすると
既読分を体に染み込ませていないとわけがわからなくなる。
ただし、苦労しながらも食らいついて行き続けるならば、以前読んでもよくわからなかった他の文法解説の書が、
「あ、あのことね」と、その文法解説書の行間を含めて読み取れたりするようになることもあります。
なお、理解を早めるためには「リーディングの秘密」も併読するといいと思います。
腹をくくって本気でぶつかる覚悟がある人にとっては、「いい本」になる可能性が高いと思います。
それにしても「すごい本」だと思いました。
ベースとなってできている本のようです。そのため、内容の構造がちょっと独特です。
著者独自の記号や表現がなされている部分も多くあり、それを取り込むのに少し時間がかかるかもしれません。
ちなみに、著者によるとこの本に書かれた内容のコアを把握できれば、短期間で英文解釈力が飛躍する効果が得られるそうです。
ただし過去の統計を取ると、その恩恵に浴することができたのは全体の20%だそうです。
別の20%の人はむしろ不信感をいだき、残りの60%は可もなく不可もなくで、まあまあな反応だったとか。
であるならば、じぶんがその「この本を読めば飛躍できる」20%の人間の中の一人になっているかどうかを確かめるために
一度この本を覗いてみるのもいいかもしれません。もしそうだった場合、その人はものすごくラッキーでしょうから。
まずは本屋か図書館でチェックして、自分が幸運な20%の一員になれそうだと思ったら本格的に学習するのもいいのかもしれません。
2015年01月13日(火曜日)追記。
この本を「いい本」とか「基礎の基礎からやってる本」とか奉ってる書評が多いですね、アマゾンでは。
そんな甘い言葉を信じて軽い気持ちでこの本をやったりはじめたら、えらい目に合いますよ。
まず間違いなくボロボロにされる。ヘタすると、殺されます。それほどとんでもない本です。
いや、確かに「いい本」なのは間違いないです。「基礎の基礎」も間違いじゃない。
しかし、その甘い誘い文句の書評から想像する内容からは想像もつかない絶望の書。
むずかしいったらありゃしない。もちろん難しいのは自分の無能のせいなんですけどね。
いいかえると、この本は、いかに自分がいままで英語の「基礎の基礎」をいい加減にしてきたのか、
フィーリング英語でなんとなく感覚で読み続けてきたのか、論理をおろそかにして英文を読んできたのかなどが、
ひしひしと身にしみて、情けないほど強く思い知らされる本です。
本の内容ですが、著者独自の記号や論理が駆使されています。
でも、それは英語の本質を伝えるための必要な措置。ただ、慣れるまではちょっと戸惑います。
あと、文法ルールについて、気持ちいいくらいに断言してくれるんで、逆に不安になったりもします。
あるいはそこまでこの事について言い切れるという著者の学識(洞察?)の深さに畏敬の念も抱いたりもします。
あと、表現されている同じ概念が、本の書いてある場所によってその書かれ方が微妙に違う。
そのため、言葉の定義については、自分でノートを取って整理していく必要があります。
また、一行一行、「実は何を言おうとしているのか」について慎重に読んでいく必要がある。
ただ、著者のために弁護しておくと、あちこちで微妙に概念の表記のされかたが違うというのはこれは「嘘も方便」の範疇でしょう。
最初はシンプルに、だんだん複雑に話を持って行って理解させようという親心によリ生じるものと感じました。
つぎに、本ですでに説明されていた「知識」については、「理解」しただけではダメ。
「体得」のレベルにまで昇華させておく必要があります。
例えば「活用」って出てきたら「いくつの活用があって、それはどういう活用だったのか」までスラスラ出てこないとダメってことです。
そういう対処をしておかないと、本のあとになると、説明の行間がどんどん広がってくるので、その説明についていけなくなる。
それから、この本の書かれていることを理解しようと思ったら、他の文法の書を盗み読みして
「ああ、あれはこのことを言ってるのか」と目処をつけたりする工夫も必要になるかもしれません。
他の本のほうがわかりやすくさらっと書いてあるから。簡便法で書いてますからね。でもそのために厳密ではなくなっている。
リー教の真骨頂は徹底した厳密さ。そのかわり、きめこまかすぎるため、全体像を俯瞰しようとすると
既読分を体に染み込ませていないとわけがわからなくなる。
ただし、苦労しながらも食らいついて行き続けるならば、以前読んでもよくわからなかった他の文法解説の書が、
「あ、あのことね」と、その文法解説書の行間を含めて読み取れたりするようになることもあります。
なお、理解を早めるためには「リーディングの秘密」も併読するといいと思います。
腹をくくって本気でぶつかる覚悟がある人にとっては、「いい本」になる可能性が高いと思います。
それにしても「すごい本」だと思いました。